きもの日和

着物の着こなしなど。きものにまつわるあれこれのブログ。

桜の季節の着物は小物で楽しみましょう。

桜の季節が近づくと、着物の小物あわせも楽しみが増えます。なんといっても桜の和装小物は、豊富に揃っていますので、桜モチーフを集めていらっしゃる方も多いと思います。そこで、着物に取り入れたい桜モチーフの定番小物をご紹介します。 

あわせやすい桜モチーフの帯留

桜の帯留めは、かわいい樹脂製のものから渋めの銀細工までさまざまな種類があります。桜のシーズンにあわせて選んでおくと楽しみも増えます。

帯留 黄銅製 桜・さくら 二花一葉 天道虫・てんとう虫 (梅都工房作品)

遊び心のある帯留めは、どちらかといえばカジュアル向きですね。
帯締めの色と合わせるとお洒落度がアップします。

帯留 黄銅製 桜に兎・さくらにうさぎ (梅都工房作品)

お茶会などでは帯留めは用いませんが、パーティーなど華やかな場所では、帯留めをあわせる場合もあります。その場合は、カジュアルすぎない銀細工など、ジュエリーのひとつとして選ばれると良いと思います。ブローチを帯留めにされる方も多いですね。

パールは帯にもひっかかりにくいですし、上品でおすすめです。

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桜柄の半襟でドレスアップ

半襟を変えるだけで、いつもの着物が少し華やいで見えます。白の半襟に飽きた時などに、刺繍の半襟などはおすすめのアイテムです。

桜柄の半襟もいろんな種類がありますので、着物の種類にあわせて半襟を選ぶのも楽しいです。小紋などには刺繍が少なめのタイプや、ワンポイントに花びらが見える程度でもお洒落感がアップします。

訪問着など少しフォーマルな着物の場合は、刺繍が多めでも華やかになります。フォーマルの場合は、白い半襟が上品です。 

ちりめん六越刺繍半衿(半襟)桜  白・白

 

刺繍半襟の使い方はいつもの半襟と同じですが、生地がちりめんだったり柔らかいものはシワになりやすいので、襟芯プラス和紙などで調整しながら長襦袢に縫い付けておくと安心です。

紬や小紋などのカジュアルな着物には、木綿やストールなどを使った手づくりの半襟も素敵です。

 

また、半襟は汚れやすいので汚れがついたらすぐに取り外して、手洗いをして綺麗な状態を保つことも忘れずに。

 

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帯揚げに桜柄

ほんの少し見える帯揚げに飛び柄の桜模様、または絞り模様をチラリとのぞかせている姿は、とても粋でお洒落だなと感じさせます。

帯〆や帯の色にあわせたり、着物の八掛の色とあわせるのも素敵ですね。着物ならでは楽しみといえるでしょう。

 

帯揚げ 丹後ちりめん 膨れ織り 絞り 桜

 

本来、着物のお洒落はあまり見えないところで自分らしさを出して、楽しむものだと思います。「少しだけ季節柄を取り入れる」「よく見ると季節柄」など自分だけの楽しみがあるのも着物の醍醐味です。

 

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同じような着物でも、なぜかとても粋でお洒落な方というのはいらっしゃるのですが、何が違うのかと考えると、見えないところに手を抜かずにいて自然と馴染んでいる。どこかその方らしさが漂っているのだと思います。

着物もそうですが、小物選びも自分に馴染むことが大切なのかもしれません。そんなことを考えながら、自分らしい小物選びが出来ると素敵ですね。