きもの日和

着物の着こなしなど。きものにまつわるあれこれのブログ。

6月の単衣の着物を涼しく着こなすには?

6月に入るとようやく単衣の着物になります。袷とは異なりずいぶん軽やかに感じます。前回、袷の着物を涼しく着るために長襦袢のことをお話しましたが、単衣も涼しく過ごせるように長襦袢の工夫が大切になります。

 

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単衣に夏の長襦袢をあわせて快適に

6月は気温差もありますので、過ごしやすい日は単衣の長襦袢でちょうど良い思いますが、真夏日のような暑さになると夏物の長襦袢をあわせると快適に過ごせます。

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夏物の長襦袢というと絽の長襦袢や麻などですが、絽の長襦袢は6月からの単衣の着物にあわせることが多く重宝します。

本来は単衣には単衣の長襦袢ですが、暑い時には絽の長襦袢が涼しく着心地もとても良いです。

絽の長襦袢を単衣の着物に合わせるポイントは、単衣の着物の色にあわせて淡い色の絽の長襦袢にすると違和感なくステキに着こなせます。

白い絽の長襦袢でも良いのですが、真っ白はいかにも夏もの、という印象になってしまい、袖口から白い長襦袢が目立つ場合がありますので、反物から仕立てる場合は、真っ白ではなく薄緑色など涼しげな色を選ぶと良いと思います。

最近では、仕立て上がりの絽の長襦袢もたくさんありますので、何枚か単衣から夏物まであわせられる長襦袢があると便利です。

帯揚げや帯締めは初夏を意識してあわせる

単衣の時期から少しずつ先取りで、半襟を絽にする頃から、夏の帯揚帯締めをあわせますが、盛夏用ではない小物でも、涼しげな色を選んだりや素材を軽やかなものにして、涼感を意識してあわせます。

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夏の帯揚げを上手くコーディネート

真夏日の暑さを感じるような日は、夏用の小物をあわせます。絽の帯揚げの柄に、初夏を思わせる季節柄などが入っているとよりいっそう涼しげです。

帯締めは、帯揚げにあわせて涼しげな色の冠紐や平組の帯締などで涼感を出します。レースの帯締めをあわせる場合は、しっかり目の詰まったレース組の帯締めが合わせやすく、締めやすいのでおすすめです。

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その日の天候や気温などで、夏の小物に少しずつ変えていくのもこの季節の楽しみです。